家づくり、まずやるべきこと
初めての家づくり。
何から始めますか?
・とりあえずハウジングセンターに行ってみる
・間取りを考えてみる
・土地を探してみる
・インターネットや雑誌等でとりあえず調べてみる
・いろいろな会社に資料請求してみる
家づくりに『絶対』や『正解』という事はありませんが、まずはご家族のライフプランについて話し合うところから始めるのが良いかと思います。
ライフプランを考えるメリット
1つ目は、それぞれがどんな未来像を描いているかが分かり、家族間の理解が深まることです。
子どもの人数やご夫婦それぞれの働き方について等、家族間でも『知らなかった!』という事が沢山ありますので、家づくり以外の場面にも活きてくるのではないでしょうか。
そして2つ目に、家づくりにおいてとても重要な、ご家族にとっての適正な予算を把握できる事です。
『適正な』と言うのは、無謀な計画は論外として、家づくりは大きな買い物ではありますが『できるだけ安く!』に執心し過ぎると我慢の多い家づくりになってしまう事もあります。
これまでのお施主様でも、ローン支払いを気にしすぎて太陽光発電は見送ったが、やっぱり付けておけば良かったなど、よくある話です。
展示場などで、『収入の8倍までならローンは大丈夫ですよ!』といった営業トークに遭遇した時には警戒が必要です。家づくりの資金計画はそんなに短絡的なものではありません。
例えば、収入が同じ山田さん一家と伊藤さん一家があったとして、家づくりにかけられる予算は同じになるでしょうか?
2つの家族では生活費も子どもの人数や教育方針も旅行や車に掛かる予算感等もまったく異なるはずです。これから予定しておく出費がまったく異なるのですから、家づくりの予算もまったく異って当然です。
『他所は他所、うちはうち』です。
ライフプランを相談したい
具体的な相談にはファイナンシャルプランナー(FP)さんがサポートしてくれます。
有料ですが専門でFPをされている方でもいいですし、生命保険会社の方が無料でお手伝いもしてくれます。ただし、住宅事情をあまり知らないFPさんもいますので、そこは要注意です。建物や土地の相場、実際にかかるメンテナンス費用など建てる時にも建てた後にも、いかに予算組みするかが重要だからです。
また、ハウスメーカーの営業さんから斡旋されるケースや営業さん自身がライフプラン相談をされるケースもありますが、そのメーカーに誘導されてしまう可能性があるのでこちらの場合も注意が必要です。
相談するFPさん次第で内容に差が出てしまいますので、慎重に選びたい所ですが、実際にはなかなか難しいと思います。
『じゃあ、どうすればいいの?』というお声には、すがのオススメは、まずは信頼できそうな営業さんを見つけて、その方に紹介してもらうパターンです。
信頼できそうな営業さんについてはまた別で書きたいと思いますが、確率的には、このパターンが無難かなと思います。その営業さんがFPの知識を持ってると尚良しです。
他の進め方はダメ?
家づくりに正解はありませんので、ダメということは無いですが、ハウジングセンターに行くにしても、土地を探すにしても、間取りを作ってもらうにしても、相手はプロですから、情報量の差は月とスッポン。いろいろと話を聞いてくれると思いますが、当の本人がどのような家づくりにしたいか、ご新居でどのような暮らしを考えているのか曖昧な状態ではまとまりの無い話になってしまうでしょうし、誘導・洗脳されてしまう可能性もあります。そういうテクニックを訓練していると思っていた方がいいです。
やはりまずは、『どうしてマイホームが欲しいのか?』『いつ欲しいのか?』といったような家づくりの『軸・テーマ』についてご家族で考えを整理する事から始めてみて下さい。
まとめ
オススメとしては、まずはライフプランについてご家族でしっかり話し合ってみて下さい。
どのような暮らし方をイメージしているか、将来的に予定したいイベントはどのような事があるか、家づくりのはじめに是非考えてみて下さい。そうすると、自分達にとってどのような住宅が良いと思えるか絞りやすくもなると思います。
せっかくの家づくり、楽しんで下さい!